キャンプ場のホームページの「導線」とは?

ホームページの「導線(どうせん)」とは、ページを見た人が、目的の行動までたどり着くための道すじのことです。キャンプ場のホームページなら、目的の行動はほとんどの場合「予約」です。

たとえば、検索からトップページに来た人が、

  1. どんなキャンプ場かを知る
  2. 料金や空き状況を確かめる
  3. 予約の入口を見つけて、手続きを終える

この流れのどこかでつまずくと、せっかく興味を持ってくれた人も、予約の手前で離れてしまいます。この道すじを、作る前から考えておくことを「導線設計」といいます。

なぜ、予約までの道すじが大事なのか

ネットでの手続きは、途中でやめる人が少なくありません。アメリカのBaymard Instituteが、ネットショップで買い物を途中でやめた理由を調べた結果があります。

(出典:Baymard Institute)

これはネットショップの調査なので、キャンプ場の予約とまったく同じではありません。それでも、「手続きのわかりにくさ」や「金額の見えにくさ」が、途中でやめる理由になることは参考になります。キャンプ場の予約も、料金を確かめて、日付を選んで、情報を入力する、という手続きです。

予約が止まりやすい、よくある失敗

ページの表示が遅い

Googleによると、ページの表示にかかる時間が1秒から3秒に延びると、すぐにページを離れる人の割合(直帰の確率)が32%高くなります(出典:Think with Google)。

写真や動画をたくさん載せる場合は、注意が必要です。大きな画像をそのまま載せると、表示が遅くなる原因になります。

料金がすぐにわからない

料金表が、別ページの奥や、画像・PDFの中にしかないと、確かめるまでに手間がかかります。区画の種類や人数、季節によって料金が変わる場合は、なおさらです。

予約の入口が見つからない

予約ページへのリンクが、トップページの一番下にしかない。メニューの中にしまわれている。こうした作りだと、予約したい人ほど探し回ることになります。

スマホで見づらい

総務省の調査では、スマートフォンを持っている人の割合は、個人で8割を超えています(出典:総務省 令和6年通信利用動向調査)。文字が小さすぎる、ボタンが押しにくい、表が横にはみ出す、といった作りは、多くの人にとって予約の手間になります。

予約につながる導線設計の5つのポイント

1. 予約ボタンを、どのページからも見える場所に置く

トップページだけでなく、料金・区画・アクセスなど、どのページを見ていても予約に進めるようにします。スマホなら、画面の上や下に予約ボタンを固定しておく方法もあります。

2. 料金は、予約の前にひと目でわかるように

料金表は文字で載せ、基本の料金と、追加でかかる料金(人数・車・電源・ペットなど)を分けて書いておくと、合計の見当がつきやすくなります。

3. スマホで、実際に予約まで試してみる

Googleは、ページを評価するときに、主にスマホ版のページを使っています(出典:Google 検索セントラル)。ホームページを作ったら、スマホでトップページから予約完了まで、実際に操作してみましょう。押しにくいボタンや、読みにくい表が見つかることがあります。

4. 表示の速さを確かめる

写真は、見た目を保ったまま軽い形式に変えることができます。Googleの無料ツール「PageSpeed Insights」を使えば、自分のホームページの表示の速さを調べられます。

5. 手続きの手間を、できるだけ減らす

先ほどの調査でも、「手続きが長い・複雑」は途中でやめる理由のひとつでした。予約フォームの入力欄が、本当に必要な項目だけになっているか、見直してみましょう。

予約サイトと自社サイト、両方の入口を整える

なっぷなどの予約サイトに載せている場合も、ホームページの役割はなくなりません。ホームページなら、予約サイトの決まった枠にとらわれず、施設の魅力やくわしい案内を、自分の言葉で伝えられます。

ホームページから予約サイトへ案内する場合は、リンクがどこにあるかをはっきりさせておきます。自社のサイトで予約を受ける場合との費用の違いは、キャンプ場のホームページ制作の費用相場の記事でまとめています。

予約につながるキャンプ場のホームページのまとめ

ホームページは、見た目のきれいさだけでなく、「見た人が迷わず予約まで進めるか」で成果が変わります。

まずは今のホームページを、お客さんになったつもりで、スマホで予約まで操作してみてください。どこで迷うかが見えてくると、直すところもはっきりします。

自分で確かめるのが難しいときは、ULINO Marketingの無料サイト診断で、今のサイトの改善点を3つにまとめてお送りします。